費用に関わる注意点

2020.06.11

費用に関わる注意点

料金設定について

高級老人ホームはサービス内容に応じて費用が大きく異なります。ここでは、平均的な金額を例に紹介していきます。
まず、入居一時金ですが、おおよそ1,000万円～5,000万円程度の施設が多いです。通常の老人ホームでは120万円程度が入居一時金の平均なので、非常に高額であることが分かります。さらに、最高級老人ホームだと入居金一時金だけで数億円必要な場合もあります。ただし、入居一時金を必要としないケースもあります。その場合は、月額料金が高額になるケースがほとんどです。複数の料金プランがあるので、比較検討しながら自分に合った形態を選べます。
月額料金も施設によって異なりますが、大体30万円～50万円のところが多いです。高額なところだと月100万円～200万円ほどです。この月額料金には家賃も含まれます。そのため、立地のいい施設だと料金が高くなります。しかしその分利便性がよく、サービス内容も充実していることが多いので、自分が重視する条件と照らし合わせながら検討してください。
参考までに、老人ホームにかかる費用についてまとめているサイトを以下に紹介します。

初期償却や返還金

費用についての注意点として挙げられるのは、初期償却や返還金についてです。聞きなれない言葉ですが、高級老人ホームを利用する際には非常に重要な項目となります。ざっくり説明すると、初期償却は「入居金のうち退去時に返金されないお金」です。逆に、返還金は「入居金のうち退去時に返金されるお金」を指します。返金額については償却期間と初期償却の割合で変わりますが、これは施設ごとに異なります。そのため、具体的な金額について知りたい場合は施設へ直接問い合わせる必要があります。
また、月額料金には施設で働く職員によるサービス費用が含まれていますが、内容によってはオプション料金がかかるケースもあります。そのため、常時利用したいサービスがオプション扱いだった場合、想定よりも費用がかかる可能性があります。具体的なサービス内容を確認した上で、オプション料金が発生するかどうかを確認しましょう。

本当に「高い」のか？

「高級」と名が付くだけあってかかる費用は高額です。それに対し、「高すぎる」と感じる人も多いかもしれません。しかし、高級老人ホームに支払うお金は「充実した生活を送るための費用」です。あらゆる設備や万全の医療・介護体制、あらゆるサービスの内容を考えれば、決して高すぎるわけではありません。むしろ安いくらいです。満足のできる環境を手に入れるためにも、自分の望む生活をきっちりイメージした上で施設を選びましょう。

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