自分にもできるか不安な人へ
自分が向いているかどうか
全国で介護施設を運営する企業が職員に行ったアンケート調査によると、「自分は介護士に向いていると思うか?」という質問に対し、「向いている」と答えたのは3割程度でした。最も多かったのは「どちらとも言えない」という回答で、割合は半数以上を占めます。このように答えた職員が多かったのには理由があります。介護士は大きなやりがいがありますが、仕事をする中でつらい気持ちになる場面もあります。それを理解している介護士が多いから、どちらとも言えないという回答につながったのでしょう。
介護士に限った話ではありませんが、自分が本当にその仕事に向いているかどうかは判断がしづらいものです。例え、自分が向いていると思っていても周囲から評価されるとは限りません。逆に、向いていないと思っていても周囲からは評価される可能性はあります。しかし、「数ある職種の中から介護士を選んだ」という時点で、すでに介護士に向いていると言えるのではないでしょうか。「自分は介護士に向いている」と確信して転職する人は少ないです。むしろ、「人の役に立ちたい」という思いから介護士を目指すケースが多いです。周囲とコミュニケーションを取りながら誰か力になりたいという気持ちがあれば問題ありません。
必要な能力はあるのか?
人の役に立ちたいという気持ちを持つことが介護士として働く上で最も重要ですが、さらに細かい部分を見ていくとどうでしょうか。まず、ポジティブに物事を考えられる人は向いています。直接人と接する仕事なので、人間関係のトラブルが発生しやすいです。それに対して毎回ネガティブに考えてしまっては長続きしません。すぐに切り替えられる性格のほうが有利です。また、高級老人ホームは他の介護施設と比べると楽ですが、心身共に疲弊する仕事であることには変わりありません。抱えたストレスをそのままにしておくと心身が限界を迎えてしまうので、上手にリフレッシュできる術を持っておくといいでしょう。さらに、用心深さと観察力を兼ね備えている人も向いています。転倒などの事故を防ぐための用心深さを持ち、利用者の様子に変化はないかを見抜く観察力が求められます。
ただし、これらの能力は仕事をしていく中で鍛えることができます。そのため、まずは介護の仕事に対する興味や向上心があれば大丈夫でしょう。興味はあるけれど自分に勤まるか不安という人は、まず飛び込んでみてはいかがでしょうか。高級老人ホームは業務負荷が軽いので、実際に働いてみてから続けられるかどうかを判断するのもひとつの手です。
ホスピタリティを活かした介護を実践したい人へ
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質の高い介護を目指す必要がある
更新日利用者の介護度は幅広いため、個々の状況に応じた対応が求められます。臨機応変に対応しつつ、相手の人格を尊重したコミュニケーションを意識しましょう。また、日々の仕事に対する向上心も必要です。
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万全の医療・介護体制
更新日高級老人ホームは通常の介護施設よりも多くの介護士を配置しています。そのため、丁寧な介護ケアを提供することができます。また、医師や看護師などの医療従事者も常駐しています。