働きやすい職場というのは本当か
給与について
まずは給与について紹介します。介護士は資格職であり、代表的なものを挙げると介護職員初任者研修、実務者研修、介護福祉士(国家資格)などがあります。そのため、持っている資格によっては手当が出ます。入居者は多額の費用を支払っているため、基本給与が高いイメージがあるかと思いますが、実際には通常の老人ホームと比べてもそれほど差がありません。時給だと50円程度高い場合が多いようです。しかし、若干であれ他よりも給与が高いのは事実です。派遣やパートも同様です。もし給与のみを重視するのであれば積極的に夜勤ができる介護施設のほうがいいかもしれません。
余裕を持って働ける
高級老人ホームは利用者から多額の入居金や利用料を得て運営されているため、可能な限り利用者が不満を抱えないようなサービスの提供が求められます。行き渡った介護を提供するために、多くの人員を雇っています。配置基準ぎりぎりの人数で運営している介護施設で働く場合、常に動き回り仕事に追われるような状況になることも珍しくありません。それに比べて人員が多い高級老人ホームは余裕があります。利用者と介護士の数の割合について、特別養護老人ホームの場合は「利用者3名に対し介護士1名」ですが、高級老人ホームの場合は「利用者1.5名に対して介護士1名」の割合で運営されていることが多いです。単純計算で、2倍も余裕があるのです。
また、介護士の仕事をサポートする生活支援員と呼ばれる職員も多く働いています。食事の配膳やリネン交換など、利用者に直接触れない身の回りのお世話をしてくれるため、介護士は介護業務に集中することができます。
とても働きやすい
他の介護施設と比べると、高級老人ホームは非常に働きやすい職場です。余裕を持って仕事に取り組めるだけではなく、それぞれの利用者に対して多くの時間を割けるので、細かいところまでケアを実施することができます。他の介護施設の場合、細かなケアを実施しようと思っていても、時間的・物理的に無理という場面も少なくありません。だからといって、人員を確保するために利用料金を上げることもできないでしょう。その点、あらかじめ高級と謳い入居者を募集し、十分な資金をもとに運営されている高級老人ホームであれば問題ありません。給与にはそれほど反映されませんが、労働環境を考えると非常におすすめです。介護業界に興味がありつつ、業務負荷が心配な人におすすめです。また、体力的な問題で一度現場を離れた人でも復帰しやすい環境が整っています。
ホスピタリティを活かした介護を実践したい人へ
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質の高い介護を目指す必要がある
更新日利用者の介護度は幅広いため、個々の状況に応じた対応が求められます。臨機応変に対応しつつ、相手の人格を尊重したコミュニケーションを意識しましょう。また、日々の仕事に対する向上心も必要です。
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万全の医療・介護体制
更新日高級老人ホームは通常の介護施設よりも多くの介護士を配置しています。そのため、丁寧な介護ケアを提供することができます。また、医師や看護師などの医療従事者も常駐しています。